開催日時 | 平成27年9月20日(日)、21日(月) AM11:00 ~ PM13:00 |
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場 所 | 光窯工房 千歳市東丘824-16(東小学校の北側) |
内 容 | 陶芸作品の展示、販売 ワークショップ(陶芸)、木工、炭火でバームクーヘン) |
秋も深まる頃「光窯工房20周年」を記念して、お祭りを開催します。手作りの器で、食べたり、飲んだり温もりある作品たちに触れる良い機会になればと思います。
緑ゆたかな素敵な場所で「土」の芸術に触れてみませんか! 皆様のお越しをお待ちしております。
「ふっ」ともらした言葉がこのような形になりました。光窯工房を開設して20年になることを、陶芸を習いに来ている人に話すと、数日後に鈴木あゆみさんが中心になって「それでは20周年祭をやろう」と仲間に呼びかけ、物置同然の母屋の1階フロアと工房の2階を何日もかけて掃除、片付け、作品の整理などを行い、みごとな展示会場に変身させてくれました。
こうして「光窯20周年記念祭」を9月20日(日)~21日(月)の11時から15時までのオープンで陶芸の仲間とその家族、友人や知人の皆さんが大勢来て頂き一時を楽しんでくれました。短期間での準備にもかかわらず、良い祭りの空間は皆さんの温かい思いやりの精神と汗の結晶で花開き、実ったような感じになりました。
その内容は長年陶芸を続けてきた私、愛澤光司の創作を重ねて来た作品の展示と販売、ワークショップ(①陶芸はマグカップなど、②木工は命札、まが玉、など③軽食、喫茶では水団、南瓜団子、ドッキー(縄文土器片をかたどったお菓子、)バームクーヘン(炭火で焼いて)、ハーブティー、コーヒーなど)
来てくれた年配のご婦人は「水団」を食べながら次のような感想を述べておられました。
「終戦前後、都市から山間部の田舎に疎開していた頃、食糧難で当時食べたこの「すいとん」でした!」と語られていました。懐かしく昔を思い出しながら、今は加工食品や手軽に手に入る豊富な食べ物に満足はしているものの、何かが失われているような気がして淋しいと言う語りには「はっ」としました。
それは畑で採れた新鮮な野菜を具材にして、人間が本来持っている五感をフル回転して調理された「水団」の味にあらためて、命をつなぐ食べ物の大切さを思い知り、これこそが贅沢な食べ物ではないかの思いにしたりました。
この2日間のお祭りを通して(準備や後片付けなどを含めて)得た成就感、喜び、楽しさは次への希望と願いにつながるものと思います。
皆様からのお祝いの祝儀、お花、お菓子などの心祝いを頂きありがとうございました。また作品を見るだけでなく器をお買い求め下さり、感謝いたします。
これからも「もの造り」の意味というか意義を問い続けようと思います。
2015年9月23日
光窯 愛澤 光司